U-tennis が生み出す新しいテニスの世界


U-tennis
は その開発基本に硬式テニス内容を 導入しています。 
スポンジ・スーパーテニス略称 S・ST) と サウンドテニスは、スポンジ製ボールと小型ラケットを 使用しています。
しかし、
こうしたスポンジボールを使用したテニスは、従来は 子供達を 主対象にしたテニスとの考え方が 一般的でした。

U-tennis は 硬式テニス競技と同じに・・ サービスも ラリーも 力一杯に打球するプレーで 楽しむことが出来ます。
スポンジボールを使用するテニスは 安全に楽しめることが特徴のひとつですが、スポンジは柔らかく打球するものとのイメージをもつ人達は 強打しません。

しかし、競技参加して 速いラリーを経験すると、硬式テニス1/3の小さいコートであることも スポンジボールを使用していることも忘れるほどに ハードな
テニス競技に感じた・・ との感想が数多く生まれます。
硬式テニス競技では サービスや打球の強さが有効となる点に比べ、S・ST は コントロールの技術と戦術が 試合を有利に展開させるテニスです。

プレーする機会が少ない方に、 youtube 動画をご紹介します。 
当時、日本テニス協会専務理事 渡邊康二氏、日本プロテニス協会理事長 渡辺 功氏と会談し、渡辺 功 氏とボランティア各位に ご協力を戴いて教材撮影を進めました。

その後、ACCJ (在日米国商工会議所) の助成を基にしまして DVD資料として編集し、ユニバーサルスポーツの振興に向け、学校などの教育環境や被災地域方面などに教材資料として寄贈しました。

S・ST
のテニス技術の基本は 硬式テニスの57g前後のボールに比べ、27g前後のスポンジボールを用いる安全性が どこでも楽しむ環境づくりが容易です。
硬式テニスは、競技参加に体力や身体機能面に最小限のレベルを必要としますが、S・ST は 運動レベルにも こだわらず、障害のある人達も楽しめるテニスです。

上級者同士の競技を例にすると・・ ラリー中のスポンジボールの打球は意外と速く、全力で打球されたボールは、硬式の1/2程度であっても速い打球に感じます。
理由はコートの大きさ・・ 野球のバッテリー間を 3m短く設定すると・・ 打者は 100k/h 以下で投球されたボールが 150k/h を超える速球として感じるものです。

U-tennis サウンドテニス、全盲、弱視の人達も視力のある人達と対等にテニス競技を可能にしていますが、S・ST は、全盲の人達を別にして 障害の有無も障害の違いにもこだわらず、すべての人達が競技参加出来ます。

ラケットを握る手指の機能を失っていても、両手と片足の運動機能を失っていても、U-tennis はプレーも競技参加も楽しめるテニスです。
ゲーム参加を楽しむための様々な研究開発が進みましたが、企画指導する関係者の工夫次第によって 更に多くの新しいテニス環境を育むことが可能です。

 
 大きな発想転換から・・ 競技工夫が生まれ より良いスポーツ環境を 育むことが出来ます

     ハンディキャップテニス規定 ( S・ST 競技規定7 )

  コート上に自然落下させた1パウンド後のボールのサービスが認められる。
 b サービスを行う際に、トス または バウンドの操作に補助者の協力が認められる。
 c 体力が著しく小さいプレイヤーは、サービスラインを超えない位置までネットに
    近づいてサービスを行うことが認められる。
 d 車椅子 または 歩行器を使用するプレイヤーは、コート上の移動に補助者の協力が
    認められる。 但し、打球の動作は、プレイヤー自身の力で行うものとする。



U-tennis
の特徴を活かした企画・指導方法のひとつを ご紹介します。
強い打球でも怪我する心配がない点を活かし、スクールレッスンプログラムに成人と子供達の対戦ゲームをテニス経験の有無や多少に関係なく、すべての人達に参加する機会を企画します。 テニス技術を学び始めたばかりの人達や子供達も、スクールに入ったばかりの早い段階にゲームの楽しさとふれあう方法です。

テニスの基本技術を学んだ子供達であれば、早くにゲームを楽しむことは大半の子供達 (小中学校等) が喜ぶ企画です。
その上、自分よりも年齢の高い人達や両親などを ゲーム相手として楽しめたり、更にスポンジの安全性を活かすことで、成人が力加減しないプレーが展開できる対戦方法は、ポイント獲得の難しさや失点したときの悔しさも学ぶことが出来ます。

スポンジボールの速いサービスはコート上で一度バウンドした後は急激に減速するため、子供達や初級者が少し後方に位置して打球すれば 誰でも返球が容易です。
スーパーポイントやハンディキャップ規定は、対戦相手の体力などに適用するため、成人が必ず勝つとの保障がなく、U-tennis の新しい競技の面白さです。



硬式テニスの面白さのひとつ・・ パッシングやダウンザラインのショットなどを 容易に習得できる S・ST は、将来はテニス指導者が不要になるかもしれません。
しかし、この心配は不要です。 テニスを楽しむ人達が増加すると、豊富な知識と優れた技術、多様な企画能力を有する人達の 活動機会が増大します。

テニスの魅力を 競技コートの外に広く紹介する役割りを担う プログラマー内容が生まれていますが テニス以外の異業種の経験、発想力を 活かす活躍が可能です。
この U-tennis プログラマーは
 U-tennis 認定指導者が 硬式テニスなどの技術を必要とするのに比べ、テニス経験やテニス指導経験にはこだわりません。
テニスの競技力よりも、テニス環境とかけ離れていた人達を含む多くの人達に具体的にテニスの面白さを楽しめる環境づくりが進むことを優先する活動です。

経験豊かな人達や技術に優れた人達がコーチ適任とされますが、U-tennis の世界は、技術のみにこだわらない新しい指導者の活躍する環境も数多く生まれます。


topへ