新しい時代の競技環境づくり と 関連のテニス事業について
       
スポーツの発展には、産業としての活用とスポーツの魅力を本当に楽しむための環境づくりの両立が必要です。
しかし、観客に見せるテニスと多くの人達がプレーを楽しむテニスを 同じ環境で具体化させようとしている点、
施設の数が少ない中で、トップレベルを目指す人達と一般市民が日頃楽しむテニスの練習場所が同じという状況は、テニス環境の厳しさを示しています。

 テニス環境の課題

近年の経済の低迷によって、テニス愛好者の減少も進み、業界では事業撤退や事業規模の縮小、関連の用品販売不振などにもつながっています。
スポーツの魅力は見聞きするよりも、自ら参加してプレー出来ることの楽しさを多くの人達は知っていますが、テニス施設が数少ない状況の中では、時々、大きなイベントを観戦するのみに限られてしまいます。 早い解決策が必要なところです。

楽しむことの出来る場所を これまでの数倍に増やすことが出来れば、愛好者は大きく増加しますが、硬式テニスの1面は 23,77m x 10,97m の規定コートの大きさ、実際に競技するためのスペースは 34,77m x 17,07m が必要とするため、都会の近くにコート新設するのは資金的にもむずかしいところです。 既存のテニスクラブでも、広大な土地の固定資産税と後継者に経営を委ねるときの相続税などで事業継続を断念されるところもあり、テニスの発展に向けて厳しい課題の解決に工夫が望まれます。

かつてバブル期などテニス事業の全盛期に、テニスクラブは ゴルフ場ほどではありませんが、都心や住宅地から遠く離れた地域に建設されること多く、楽しむ人達がそうしたクラブを訪れるための時間や交通費の負担が生じます。 生活にも時間的にも余裕のある人達には問題のない点ですが、近年の不況は、国内外の多くの人達にとって余暇時間も減少している中、テニスライフを楽しむ機会は節約の対象とされるようになりました。 

(財)日本生産性本部発行の 「レジャー白書2011」 の統計資料に見られます余暇市場のデータでは、テニスは余暇のスポーツ部門で参加率が10位にも届かない人気になっています。 テニスは魅力の少ないスポーツではないことを多くの人達が理解しているところですが、楽しみたい人達の生活環境や経済状況に適した内容で楽しめる方法がなければ、テニスとの接点を少なくして、白書の通りに至ってしまうのは必然的とも言えます。
こうしたテニス界の状況の変化は 海外で活躍される関係者のレポートからも確認することが出来ます。
 尾崎健氏のレポート

このテニス環境の改善と大きな発展を目指す上で、懸念される課題がまだあります。 それは人材の不足です。
良き人材が存在しないのではなく、テニス事業の低迷もあって、これまで関わってきたテニス指導者などの働く環境を狭めており、更に、若いときから熱情を投入したスポーツに将来も関わっていきたいと考えている若い人達に対し、職業として指導者活動や企画運営業務などに従事することの出来る道が少なく、競技実績のトップクラスの人達でも、長くテニス関係の職種で活動が続けられる人達は僅かである実情に改善工夫が望まれるところです。

 

 テニス環境の課題改善
様々な課題の改善にスポンジ・スーパーテニス(略称S・ST) の内容が、事業者やテニスの振興に取り組む方々の新しいビジネスモデルとして役立ちます。

S・ST は上級・中級者レベルの人達が高度な技術を 競い合うことを可能としたテニス内容と、運動の苦手な人達にも簡単に親しめるテニス内容を合わせもつ魅力があります。 楽しむためのコートスペースは硬式テニスの数分の一という点から、これまでのテニスと比較して施設費の負担少なく、当然、そうした施設利用の費用も大きく軽減できます。
 このS・ST はスポンジ製ボールを競技に使用します。

S・ST 未体験の硬式テニス経験者には物足りないとイメージする人達が大半と思いますが、実際のプレー体験を お薦めします。
小型ラケットで初めてS・ST を体験される人達の多くが、スポンジボールは軽く打球するものとイメージしていた方々が数多くおります。

硬式テニスに並ぶテニス内容と各資料でご案内していますS・ST競技の本当の魅力を感じ取るには、硬式テニスと同じく、強打、強回転の打球でプレーし、上級者同士でグラウンドスラム会場で競うようにポイントを得ること、勝利することに全力を投じてください。

テニス指導者として活動する方々、テニス普及に関わる方々は 紹介資料と動画を参考にゲーム体験して S・ST の魅力を感じ取ることが役立ちます。

このテニス開発は従来のスポンジテニス愛好者も硬式テニス愛好者も含めた更に広い範囲の人達を対象にしたもので、研究開発はスエーデンで誕生したとされるショートテニスを土台にして、英国などでの大きな普及が進んだ内容は子供達が対象でした。 

日本国内の車椅子テニス環境づくりや全盲、弱視の人達も一緒に楽しめる視覚ハンディキャップテニス、サウンドテニスの開発などが一定の成果を生み出した後に、S・ST の開発に重点を移し、開発の対象は、それまでの体力の少ない人達などから、硬式テニスなどの愛好者、体力のある成人のテニス競技としても十分な内容と魅力を備えた競技設計に進み、ユニバーサルテニスとしてのテニス競技内容を確立しています。

ユニバーサルテニスのひとつとして開発したサウンドテニスと合わせて、従来のテニス競技の世界を更に大きく発展させられる内容は、低迷していますテニス環境の改善へのヒントと実現可能な方法をプレーの中に感じ取ることができます。

紹介の内容は、新たなスポーツ環境、テニス環境を地域社会の多くの人達の健康づくりに役だつ各社会環境の方面に向け、ビジネスモデルを工夫して地域活性への取り組み、また、既存の事業者の中でテニス環境の改善への取り組みに活用可能です。

競技を楽しむテニス環境が多くの人達の日々の生活の潤いに役立ち、いろいろな人達と心通わせる機会を生み出すスポーツ施設を増やしたいところですが、そのためには従来のマニュアルや考え方を超えた発想とその具体的な取り組みが必要です。

テニス人口を増やすためには、テニスを楽しむことに適した対象者の枠や従来の思い込みを見直すことからスタートすることが必要です。
テニスを楽しむ最小限の体力とボールを追って打球するための走力、ラケットを握ることが可能であれば、多くの人達が楽しめますが、体力も走力も少なく、ラケットを手で握ることの出来ない人達にもテニス参加が可能であることを、JHTFのサイト上で実施例なども加えて紹介しています。

ボールが見えなくても・・ 外出する体力がなくても、運動機能が不足していても・・ テニスは誰にでも楽しめるスポーツです。
既存のイメージにこだわらないで・・ テニスを楽しみたい人達の視点と環境に合わせた用具用品の開発、消費可能な費用、楽しみ方のスタイル、楽しみたい場所など、利用者のニーズに適した内容を工夫することも必要です。

国内テニス人口が300万人余というデーターが公開されていますが、年間1回以上参加した人達も含めた数値ですから、毎月2〜3回前後のテニス参加を楽しんでいる愛好者は公開数値の2/3にも満たないところと推測されます。 愛好者の名称にふさわしいテニス人口が存在していれば、多くのテニス事業者、テニス指導者が不況や事業低迷に苦慮している近年の状況は生まれないと考えられます。

事業者サイドで決めた施設利用費や指導者サイドで希望する参加者の体力や運動機能のレベルに対して、楽しみたい人達の経済背景やいろいろな人達の身体状況などが合わない実情が、テニスから多くの人達が離れている理由であり、新たに参加してこない理由です。

S・ST の誕生までに JHTF がNPO事業として研究開発を進めた30年余の時間と実施経験の積み重ねがあります。
当初のテニス開発は硬式テニスを主力として 体力も走る力もない人達やラケットを握ることのできない人達に対しても テニスは楽しめるスポーツとして紹介し、競技参加まで具体化させたノウハウが S・ST の開発に導入されています。
 
  
硬式テニスボールの重さと打球の速さに体力的、技術的に負担が大きいことから、テニスに興味があっても断念している人達が数多くおります。 
この状況は高齢化の進む時代には益々増え、テニススポーツをマイナー化につながっています。 しかし、S・ST はこれまでのテニス愛好者と称される人達の数倍以上の人達を対象にするもので、そのテニス環境づくりは関係業界の活性につながり、新たな雇用も生み出します。

NPO団体とその関係者が開発したS・ST は収益を目的に進めたものではありませんが、開発、設計されたテニス競技と競技の枠を超えた幅広い社会活用の内容は、内外の地域経済活性と多くの人達の日頃の生活をリフレッシュさせようとする方々に役立つようにと、各種産業のピシネスとして有効活用する方面に向けて、
長い時間と多くのエネルギーを投じたものです。

国内に限らず、スポーツは世界共通の内容でいろいろな国の人達の交流を育みます。 残念ながら現在の経済不況は世界的なもので、国内同様に海外のスポーツ産業も不況の影響を受け、その業界で生活していた人達も国内同様に苦しんでいるのかもしれません。
S・ST の内容を良き情報のひとつとして、海外各国で新たなスポーツ産業の活性に役立つことを願っています。