ユニバーサルテニスの ビジネス展開 
 
  サウンドテニス レッスン 
  
 全盲・弱視を対象とする 視覚ハンディキャップテニス競技特別クラス  通常視力の人達と 弱視、全盲の人達が 競い合う サウンドテニス競技クラスを 設けます


視力に障害のある人達は 聴力を活かして打球を行い 通常視力の人達は 規定された小さなコートスペースに コントロールする打球技術を磨きます。
サウンドテニス競技は これまでに存在しなかった新しいレッスンです。
 障害の有無を超え 競技を通じて共生社会を育み スポーツの魅力を体感するレッスンです。

クラス募集は 視力障害の人達と通常視力の人達を 同時に行います。
一般テニスレッスンと同じに クラス定員は 8名程度に企画します。 通常視力の人達はボランティアではなく 視力障害の人達と同じ受講者として同額参加です。
クラス募集で 障害の有無による参加数が 8名の場合 2−6 4−4 5−3 の割合になることがあっても レッスンには問題ありません。 


通常視力の人達の参加多いケースは 視力ある人達は 2バウンド、3バウンド後のボールを 小さなコートエリアに コントロールする打球練習を増やします。
また 聴力のみで打球する人達の感覚を理解するために アイマスクを装着した体験練習の時間を設けます。
視力障害の人達に対しては フットワーク練習に多くの時間を振り向けて指導を行い、競技中の良き打球を生み出します。

 
 
障害のある人達の場合 コート上の動きに 少し時間を必要とするため 1クラスの募集定員を少なく企画することを推奨します。
障害者割引は 行政関係による助成がある場合を除いて 民間事業では行う必要はありません。
 
テニスブームの時代と異なり テニス事業は募集定員を大きく超えることは少なく 運営に必要な収益を確保することが大切ですが 営利のみに偏るビジネスではなく 社会貢献につながる社会性豊かな内容を加えることにより 良き理解が高まるレッスンになります。
 
なお 従来のテニスレッスンでは 受講者が少しでも多くの打球練習が出来るように 早い球出しをプログラムしますが 素早く動くことの難しい障害のある人達を対象とするテニス指導は方法を工夫する必要があります。 効率的よりも 丁寧に十分な時間をかけた指導法によって 良きテニス環境を育む指導者が期待されます。
 
 
 
  スポンジ・スーパーテニス レッスン 

 クラス企画は テニス経験皆無の人達には基礎レッスンを中心に進め 少しでも経験ある人達を含め 多くの人達に対しては ゲーム練習を主として進めます


障害の有無に関係なく スーパーテニス競技は ボールの軽量性を活かし 硬式テニスと類似した内容で 初心者を含め 高度な競技展開の可能なテニスです。

練習・競技の施設は 硬式テニスは コート1面に大きな用地が必要ですが ユニバーサルテニスは 同じ用地や施設の中で 数倍規模のコートづくりが可能です。
受講者が最も期待するゲームを楽しむ時間を増やすことが可能な点を テニス企画の中に活かします。
硬式テニスは フォア・バッグ・ボレー・サービス内容のレッスンから進めますが 初心者を別として 講習当初から ゲーム練習を主とした企画指導を進めます。

 
スポンジボールの安全性により 硬式テニスレッスンとは異なり 子供達や女性の加わったクラスづくりが可能です  そのため様々な競技交流を実現します。
テニス経験豊かな人達は スポンジボール使用のテニスは物足りないと考え勝ちですが 体験すれば・・ 想像以上にハードな競技展開を楽しめます。

このスーパーテニスは 使用するスポンジボールを世界品質のメーカー製品を選んでいます  硬式テニスをプレーしている感覚に近い打球感があります。
スーパーポイントエリア規定とポイント、ゲームの先取方式 また ノーレット方式の競技内容が 不要な時間を除き スリリングなゲームを生み出します。
 
中・上級者同士のハイレベルな競技展開を楽しむクラスの他に レベル差を超えたゲームを楽しめるクラス設定と親子一緒にゲームの出来るファミリークラスを設けることが可能です。 このファミリークラスの中に 障害児とその家族が一緒に楽しめる特別クラスを設定して進めます。
従来のテニスレッスンでは企画されることの少ないクラスは 障害のある子供達にテニス参加の楽しい機会を育みます。 良き指導者が増えていくことが期待されます。
 
   
 
 
  障害のある人達のテニス参加の機会と環境を増やすために・・ 次の基礎知識を紹介します・・

パラリンピックなどによる障害者スポーツに関心が少しずつ高まりつつありますが 障害のある人達は スポーツを楽しむ機会は 障害のない人達と比べて 数% 以下です。
普及が進みにくい理由は 身体機能が不足すると スポーツを十分に楽しめないと考えられている点があります。

また 障害のある人達の中に スポーツ参加費用の割引を期待する人達の存在も 問題です。 
障害があっても 経済的に費用負担可能な人達に対する割引は必要ありません。 割引は公的な支援のある企画内容に限ります。
障害のある人達の大半は 社会的弱者ではありません。 このため テニス参加を望む人達の レッスンやゲーム参加費は 障害の有無に用と同額に設定します。

交通機関や公共施設などの利用に 身障者割引がありますが 民間事業の場合 スポーツは 障害の有無に関係なく 同一費用が設定されることを基本とします。
しかし テニスを含む多くのスポーツに 割引を考慮する必要があるのは 障害の有無に関係なく 経済的に厳しい状況にある人達です。
割引を適用する判断は 事業者の考え方に委ねられますが 費用支援方法とは別に スポーツ参加の機会に恵まれなかった子供達や障害児に テニスを楽しめる機会と元気を育むことに努めることで 社会貢献のひとつとして効果を生み出します。